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エンジニア向けLT会「Tech Lunch」の5回目を開催しました

f:id:koogawa:20180720191623j:plain (Photo by Tek.)

こんにちは!アラタナでエンジニアをやっております小川です。

先日、アラタナ社内でエンジニア向けLT会「Tech Lunch」の5回目を開催しましたので、そのレポートをお送りしたいと思います。

今回の試み

「Tech Lunch=お昼のイベント」ということもあり、開始当初は 12:00 ちょうどにスタートしていたのですが、

  • 弁当を買ってから参加する人が多いため、集まりが悪い
  • 会場の準備がギリギリになる

という課題がありました。そのため、最近は 12:10 からスタートするようにしています。

結果として、遅れて参加したので最初の発表が聴けなかった!というケースも減りましたし、余裕を持って準備を進められるようになりました🎉

目次

発表内容

1. インタプリタ入門の入門(迫地)

アラタナの新たなエンジニア、迫地による発表です。今年の新卒社員の中で一番最初に発表者として立候補してくれました。

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インタプリタとは、およそ次のいずれかの動作をするプログラムのことです。

  1. ソースコードを直接実行する。
  2. ソースコードを何らかの効率的な中間表現に変換しながら実行する。
  3. システムの一部であるコンパイラが生成し出力した、コンパイル済みの中間表現を実行する。ソースプログラムはマシンに依存しない中間的なコードに事前にコンパイルされ、実行時にリンクされ、インタプリタで実行される。

インタプリタ - Wikipediaより引用

今回の発表は主に 2. の定義に近い内容でした。

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インタプリタが、

  1. 字句解析
  2. 構文解析
  3. 評価

の順に処理を行っていく過程を、サンプルプログラムを動かしながら説明していました。

今回のデモではGO言語を使いましたが、他の言語でも実装してみたいと迫地は語っていました。

2. 猫でも分かるスクロールイベント パフォーマンス改善(菊地)

新規事業部エンジニア、菊地による発表です。

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最初にGoogleMicrosoft検索エンジンチームによる調査結果を例に挙げ、レスポンスの遅延が招く収益への影響について説明しました。

Webサイトにおけるスクロールイベントはとても負荷が高くなりがちです。これは単純にスクロールの利用頻度が高いからであり、スクロールイベントのリスナーを適切に実装しないと Scroll Jank(スクロールの詰まり)やUXの低下を招いてしまうことになります。

発表の中ではデモを交えながらスクロールイベントを最適化する方法について詳しく紹介していました。

3. まごころを、君に 〜インクルーシブデザイン〜(黒田)

新規事業部の黒田による発表は、Tech Lunch #2、#3 での発表「インターネットを支える技術」の続きです。壮大なる3部作の完結編となります。

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前回の発表で黒田は「AIに代替されないものとは何なのか?」と問いかけ、それはまごころだと語りました。

今回のキーワードは「インクルーシブデザイン」です。

Design in Tech Report 2018 Translation | Takram

上記の記事の中で、この先さらにAIが発展した未来のデザインツールは、おそらく次のようになっていくだろうと書かれています。

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この中で黒田が注目したのが「ROIがもっとも高いと考えられるものなどを特定してくれる」です。

AIを活用することで平均的な需要を予想することが容易になり、利益を最大化することが可能になるでしょう。しかし、一方で社会的マイノリティ(年少者、高齢者、外国人等)のニーズは拾われにくいという課題があります。

このような少数派のニーズに応えるためのデザインが「インクルーシブ デザイン」です。しかし、おそらくここで多くの人が「小さなニーズからは小さな利益しか得られないのでは?」と疑問を持つと思います。しかし、黒田は「違う、そうじゃない」と否定します。

例えばハズキルーペのように、最初は小さなニーズから始まったものが、今では大きなニーズに広がっていった例を挙げ、社会的弱者にとってうれしいもの(こと)は社会的強者にとってもうれしいもの(こと)なのではないか、と訴えました。

さらに黒田は、平均的なニーズからは平均的なサービスしか生まれない、逆に言うと極端なニーズこそが競合とは差別化されたサービスを生み出すのではないか?と語りました。つまり、小さいニーズを捉えること=まごころ、が大きな価値を産み出すのではないか、と。

最後に黒田は

「まごごろを持って あらたな価値の創造を」

という言葉を残し、三部に渡る発表は幕を閉じました。

開催してみての感想など

気付けば Tech Lunch の開催も今回で5回目。最近は社内で Tech Lunch の話題をちらほら耳にするようになりました。だんだんこのイベントの存在が認知されてきているのを感じます。継続は力なり、ですね!💪

今後も Tech Lunch は続けていきたいと思います。