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アラタナエンジニアブログ

aratana Engineer's Blog

焼きそばとレゴブロックでわかるスクラム開発(前編)

イベント

アラタナの増田です。
桜の季節になりました。
今年アラタナでは、全社100人規模の大花見会を開催します。
もちろん、参加アンケートにいち早く「参加!」と記入しました。
でも、その後チームメンバーは誰一人追随してくれませんでした。そんな、増田です。

スクラム開発ワークショップ

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LEGO®ではじめるスクラム入門」、通称レゴスクラムに参加してきました。
アジャイル開発のワークフローを体験するためのワークショップで、
レゴブロックを使った街づくりを通してスクラム方式の開発フローを体験することができます。

■レゴスクラム
・1時間:スクラムについての座学を学習
・3時間:レゴを使ったスクラムシミュレーション

講師は角 征典さん、角谷 信太郎さんのお二人。豪華!!
角さんは、『リーダブルコード』『Team Geek』など、良書の翻訳で有名ですね。
翻訳のテイストが軽妙で読みやすいので、大ファンです。
角谷さんは、言わずと知れた『アジャイルサムライ』や『アジャイルプラクティス』などを翻訳されています。
今回あらためて『アジャイルサムライ』を読み返しましたが、知識として学ぶには最良の1冊だと思います。

スクラムの思想を理解する

まずは座学ですが、ここで角さんから突然の命題。
これは、スクラムの思想を手っ取り早く理解するためにすごくわかりやすい問題です。

最高においしい焼きそばを作る手順を考えてください。
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制限時間は2分。ぜひみなさんも考えてみてください!


「最高においしいってどういうこと?」
「焼きそばの作り方、よくわからん」
「一流シェフ雇っちゃえば、それで完結するんじゃない?」
「UFOと一平ちゃんなら、一平ちゃんのほうがうまいよね」


いろんな疑問を頭に思い浮かべながら、自分なりの回答を模索します。
たとえば、こんな感じになるでしょうか。

1. 宮崎県産の豚肉、宮崎県産の野菜、オタフクソースなど、最高の素材を揃える。
2. ミシュラン3つ星クラスのシェフを引き抜いてくる。
3. シェフと食材のコンディションが最高のときに調理する。
4. 完成!

これはつまり増田の回答でしたが、もう最悪です。


模範解答はこちら。

1. 焼きそばを考える
2. 焼きそばを作る
3. 焼きそばを試食する
 ・おいしかった → 手順4へ
 ・おいしくなかった → 手順1へ
4. 完成!


「おいしい」という味の判断は人によって違います。
作り手がおいしいと感じても、食べる人もおいしいと感じるとは限りません。
作った焼きそばが最高においしいかどうかは、食べる人=クライアントが判断することです。
手順3のように、クライアントがおいしいと思ってくれれば完成、おいしくなければ手順1に戻るという
フィードバックループが盛り込まれているかが、この問題のポイントになります。

これを実際のプロダクト開発に置き換えて考えると、
・プロダクトを作ったら、リリース可能かどうかレビューする。
・リリース可能と判断できればリリース。
・まだ改善の必要があるのであれば再度作る。
というサイクルになります。

スクラムでは、リリース可能かどうかを判断するのはプロダクトオーナーの役割です。
一方で、プロダクトをどう作るかは、スクラムマスターの役割になります。
プロダクトオーナー、スクラムマスター、そして実際にプロダクトを作り込む開発チームによって
スクラムチームは形成されます。

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レゴスクラムでは、
・住みたい街についてのオーダーを取りまとめるプロダクトオーナー
・その街をどうやって作るかを考えるスクラムマスター
・レゴブロックを使って街を作る開発チーム
のように、シミュレーションを通してすべての役割を体験します。

次回は、そのシミュレーションの様子をご紹介いたします。