増田です。
2014年も残りわずか。今年の目標はチャリ通で8kg痩せることでしたが、昨日ついに8.1kg減に成功しました!年末年始の不摂生でどうせリバウンドするにしても、達成は達成です。体が軽くなったせいか、最近自動ドアが反応してくれないことが増えました。体が軽くなると影も薄くなるんでしょうか。
開発チームの情報共有
さて、今回は情報共有についてです。ひとことで情報共有といっても、実際には結構手間のかかる作業です。ドキュメントを残すことが大事だとわかってはいても、面倒でつい後回しにしたり、体裁にこだわって必要以上に時間がかかったりしてしまいます。
「あれ?この機能の仕様ってこれでいいんだっけ?」
「いつのまにか仕様が変わってるっぽいけど、誰か詳細知ってる?」
「なんかこの前もこの話しなかったっけ?」
「仕様が知りたければソースを読め」
みたいなことが多発してくると、情報共有がうまくいっていないサインですね。あと、そもそもドキュメントって、ほしいときに限って残ってないですよね。
DocBaseとは
DocBaseは、「小さなメモからはじめて、チームを育てていく」というコンセプトで作られた情報共有ツールです。
ちゃんとしたドキュメントを残すのは大変だから、まずは小さいメモでもいいのでチームに共有する。それに追記したりコメントをもらうことで除々に整理していく。もともとは小さいメモでも、それをたくさん集めることでもっといい情報になるとチームにとって効率がいいのではないかと考えました。
今回、DocBaseの開発元である株式会社KRAYの天野様にお話を聞かせていただいたのですが、この考え方にすごく共感できました。「ドキュメントに残しといて」が「ちょっとメモ残しといて」になることで、一気に敷居が下がります。ドキュメントを敬遠しがちなエンジニアにもオススメです。メモはMarkdownで書けるので、デザインセンスのないエンジニアが書いてもそんなにダサくなりません。
DocBaseのここがいい
メモを探しやすい
DocBaseでは、作成したメモにアクセスするために、「キーワードから探す」、「タグから探す」、「プロジェクトから探す」、「ユーザーから探す」の4つの方法があります。
せっかくメモを残しても、見たいときに見つからないと意味がありません。メモを探しやすくなるように設計を配慮しました。
個人的には、プロジェクトごとにメモを管理できる機能が便利です。プロジェクト固有の情報とプロジェクトを横断する情報がありますが、qiita teamではこの辺をうまく管理できませんでした。好みにもよりますが、フォルダ分けのように細かくカテゴライズしていくと管理がだんだん面倒になるので、プロジェクトでざっくり分類し、あとはタグ付で管理する、というやり方がライトで便利です。
メモにコメントをつけて議論できる
メモを書いたら、チームメンバーからコメントをもらって、メモをブラッシュアップしていくことができます。
たとえば仕様のメモを残すときに、「なぜその仕様になったのか」という議論のプロセスをコメントとして残しておくと、後々振り返ったときに経過を終えるので、仕様の理解に役立つことがあります。@でメンションを送ることもできるので、特定のメンバーだけでやりとりすることもできます。
メモ同士を関連付けることができる
これはオープンβに移行してからの新機能ですが、メモ同士を関連付けることができるようになりました。
もともと断片的な情報だったメモに関連するメモと紐付けることによって、足りない情報を補ったり、閲覧者に付加情報を提示することができるようになります。こんな感じでメモを育てていくと、効率よくドキュメント化できます。
まとめ
類似するサービスではqiita teamが挙げられると思いますが、UI的にちょっとアレだったり、記事の管理が面倒だったりして馴染めませんでした。。。そもそもドキュメントを残すのに積極的ではありませんでしたが、DocBaseを使い始めて約1ヶ月経過し、「これなら残していけるかも」という感覚になったのは大きいです。
現在オープンβ期間ということで無料で利用することができます。興味ある方はぜひお試しください。